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2016.05.24 Tuesday
「北欧モダン」スタイルのリビング・ダイニング
インテリアや家具で人気の「北欧モダン」スタイルとは、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドといった、
スカンジナビア諸国を中心とした北欧のデザインを取り入れた生活様式。
木や白を基調とした「シンプルナチュラル」をベースにしつつもシンプルなだけではなく、
洗練されたデザインや遊び心が加わることで「北欧モダン」と呼ばれるようになります。
木のぬくもりを感じる北欧の家づくりは日本の生活にも馴染みやすいことから、人気の高いスタイルとなっています。
そんな「北欧モダン」スタイルのリビング・ダイニングをご紹介いたします。
白い壁とナチュラルウッドの床に映えるテキスタイル
白い壁にナチュラルウッドのフローリング、そして吹き抜けから射し込む自然光、
その全てが北欧モダンなスタイルと言えるでしょう。
木の優しさに包まれたリビングには、大胆な柄のテキスタイルが似合います。
北欧と言えばマリメッコやアルテックなどの柄物ファブリックもとても有名ですね。
ラグやクッションなどを柄物にして。インテリアにアクセントを加えてみてはいかがでしょうか。
まるで「かもめ食堂」の店内で見られる腰壁のよう
2005年に公開された、ヘルシンキのとある食堂を舞台にした映画「かもめ食堂」をご存知ですか?
北欧デザイン好きの方はご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
小林聡美さんが切り盛りする食堂の店内はインテリアや器など北欧モダンな見所が満載なのですが、
中でも印象的な「かもめ食堂の水色の腰壁」を彷彿とさせるカウンターキッチン。
壁にも木をあしらうことで、ナチュラルなダイニングに仕上げています。
●映画「かもめ食堂」
白い壁と天然木にグレーを合わせた北欧スタイル
白い壁とナチュラルウッドを基調とし、さらにファブリック類も色味を抑え目に。
温かみのあるグレーやベージュなどは、心地良い北欧モダンといった雰囲気を作ることができます。
観葉植物のグリーンも映えます。
寒さが厳しく長い夜をいかに楽しく家で過ごすか、そんな北欧の人々の知恵と工夫が込められた北欧の家は、
くつろぎと遊び心が同居した心地よい家と言えるでしょう。
シンプルナチュラルなリビングにアーチ状の遊び心
陽射しがたっぷりと入る明るいリビング・ダイニング。隣の部屋への開口部はアーチ状にして、遊び心と優しさをプラスしました。
そしてダイニングチェアの脚など、床に近づくにつれて細くなっていくシャープなテーパードデザインは
北欧家具の特徴。遊び心と、高いデザイン性、その両方をバランス良く取り入れて、北欧スタイルに仕上げています。
天然木に包まれて、深呼吸したくなるリビング
パイン材の床を中心に天然木を梁や部屋の扉にまでふんだんに使ったリビングは、
写真を見ているだけで天然の木材ならではの木の香りを思い起こさせます。
深呼吸をするとスッとこころがほぐされていくよう。
北欧の暮らしも日本の暮らしも、自然の恵みを感じることを大切にするなど、似ているところがいくつもありますね。
新しくて懐かしい、それが「北欧モダン」スタイル
キッチン背面の壁にあしらったレンガや、収納扉の天然木デザインなど、おしゃれで新しく、
そして使いやすいのに、どこかノスタルジーを感じる。
それは、良いもの・良いデザインを長く使うという北欧のスタイルがあるからかもしれません。
シンプルだけどこだわりがあり、モダンなのに懐かしい。
スタイリッシュだけど木のぬくもりを感じる。シックだけどアクセントはビビット。
その相反するいくつものキーワードこそが「北欧モダン」な家づくりのポイントであるようです。
どの家も、シンプルですっきりとした暮らしを目指しながら、お施主様のこだわりのポイントを活かした人気の北欧モダンスタイル。
皆様と一緒に、創り上げていきたいと思います。